スクワットとデッドリフトの違い
スクワットとデッドリフトにおいて下肢では
足J底屈、膝J伸展、股J伸展という動きが共通しています。
一方、上肢では
スクワットでは肩甲骨の内転位(肩甲骨内転下制のP-ROM)、
デッドリフトでは肩甲骨の外転位(肩甲骨内転下制のA-ROM)から始まります。
又、セットポジション・関節角度においては
一般的にスクワットではトップポジションで股関節伸展主動、デッドリフトではボトムポジションで脊柱伸展主動となります。
つまり、要約すると
・肩甲骨内転下制のP-ROMとA-ROM
・股関節主動と脊柱主動
これらの違いが大きいかと思います。
P-ROMよりもA-ROMの方がその動きをする筋力が必要とされるので、
デッドリフトでいうといきなりデッドリフトをさせるのではなく、
まずはP-ROMを作るようなダンベルショルダープレス、ベンチプレスなど行い、次にA-ROMを作るようなラットプルダウン、ダンベルデッドリフトを行う事も必要になります。
段階を積むことで確実にフォームを良くなっていくのではないかと思います。