足関節のズレを治すには??

 

お客様から起床直後、、

歩いた時に突然と足関節の「ズレ」が生じ、外反(背屈+外転+回内)気味に体重を乗せると激痛が走るなどお伺いしました。。

こんな事が起きたことは他の方も少なくはないかなと思います。私もなった事があります。笑

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まずは以下の評価を行い考えられる原因をピックアップします。

→背屈させた状態で外旋させたら痛みが出ました。

 

考えられる原因としては

1,関節同士が上手く噛み合ってない

2,筋肉の特に底屈筋の過緊張

(背屈制限)

 

 

 

前回・前々回で1,の関節の内容を執筆させて頂いたので、今回は筋肉についてです!

 

2,の中で考えられる筋肉は主に

・長母子屈筋

・後脛骨筋

 

〈長母趾屈筋 〉

足関節筋の中で唯一、距骨の後方を通るから原因と考える1つの筋肉だと言えます。

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親指に強く体重を乗せて膝が内側に入ってしまう歩き方などで拘縮しやすいです!

 

そして、脛骨後方、距骨後方(距骨後突起溝)、そして踵骨後方(載距突起)の3ヵ所の溝に腱を走らせています!

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これは他の筋肉にはない特徴です。

 

〈後脛骨筋〉

長母趾屈筋よりも距骨から離れた位置にありますが、十分に足関節背屈制限の原因になり得ます。。

どちらかというと関節の軸から離れている方が関節運動を阻害する因子になるため後脛骨筋以外にもより表層のものも制限因子ともなります!

 

過度に背伸びしたり、つま先立ち、ランニングやジャンプ動作なとで拘縮(底屈位)になりやすいです!

 

(前脛骨筋・下腿三頭筋など。)

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そして、前方を前脛骨筋、側方からは長母趾屈筋、長趾屈筋に挟まれ、また後方からも下腿三頭筋などの屈筋、底屈筋群に囲まれています。

 

そのため前方と後方からの筋群の圧迫により筋機能不全を起こすことが考えられます。

そうなる事により、伸張性を失った後脛骨筋は十分に足関節背屈の制限因子の一つとして考えられると思います。。

 

《改善方法》※考案

・長母子屈筋、後脛骨筋に届くような圧で母子圧迫をかけて行きます。

・足関節屈筋、底屈筋群のストレッチを行います。

・背屈筋群の筋力トレーニング

 

多少は改善されましたが、まだまだ時間がかかりそうな結果に終わってしまいました。

なので、関節と筋肉へのアプローチの併用をして行きたいと思います^_^