認知行動療法とは??
心理学的なものに基づいた方法なのですが、簡単にいうと、正しい知識を学んだり、成功体験を手に入れることで、問題となっている感情を変化させることです。
画像のフィルター部分を変化させることで、これまでと同じ出来事(イベント)にも関わらず、その後の考え方や行動がまったく違っていくというものです!
フィルターの例として、、、
・ダイエットは食事制限が過酷なイメージ。
・筋トレ毎日ガンガンしないと痩せない。
・ある人とは絶対にうまくいかない。
→すなわち、その人が思う固定概念みたいなものです。
つまりは、つらい感情を引き起こすのはつらいイベントではなく、頭の中にある認知というフィルター(固定概念)に原因があるということです!
このフィルター(固定概念)を変化させるために必要なのが「知識」と「成功体験」です!
〈知識〉
知識に関しては、客観的な事実や証拠を持つことは極めて重要となります。どれだけ主観的な感情を加えて前向きにしても、その効果は長く続きません。
ex)
・あなたなら出来るからイベント続けましょう。
・これやれば効果あるから実施しましょう。
→いわゆる、根性論みたいなものです。
長期間にわたって維持していくためには、変わりようのない事実(正しい知識)を知っておくことが大切です!その根拠の強さこそが、フィルターを確固たるものにします!
〈成功体験〉
腰痛の場合を例にしてみると、
例えば、ぎっくり腰などを経験している人では腰をかばって前かがみの姿勢をとっている場合があります。
そういう方々には、腰を反らしても痛みは起こらないという「正しい知識」を伝え、「成功体験」を反復して与えることで、徐々にその恐怖心を克服していくことが可能となります。
ex)
・1回10秒のソラシック・エクステンションを定期的に続ける。
・腹式呼吸、胸式呼吸、逆腹式呼吸など1回10秒×3set行う。
成功体験を積み重ねていくことで、これまで脳が「この動作をしたら痛い」と敏感に反応していた部分が消失し、結果的に痛みが緩和していくことになります!
従来型の心理療法は、
深層心理などをもとにする精神分析が主流でした。
→聞き役に徹することが基本でした。
認知行動療法では、
トレーナーが積極的に具体的なアドバイスをクライアントさんにしていくといった関わり方をしていくのが大きな違いです。
→心理療法のように治療が長期化せず、1回の施術時間ごとにテーマをひとつずつ解決していくといった即効性の治療法となっています!
具体的には、
問題に関する重要度の高いテーマを挙げ、それを解決するための方法をクライアントさんとトレーナーがお互いにディスカッションしながら見つけていくといった作業が必要になります。
〈認知行動療法の方法〉
また、施術と施術の間にはホームワークを課すようにして、クライアントさん自身が主体的に取り組んでいくことが施術効果を上げるためには重要となっていきます!
私が見させていただいてるクライアントさんもちゃんと続かない人はたくさんいます。
・なぁなぁで継続してる人
・あまり物事の関心がない人
様々です。
その原因としてはトレーナー側のクライアントさんに対する動機付け、楽しさ、正しい知識、成功体験を伝え、実行できてないと実感したので、まずは1つ1つ行うその意味、その後に待ってる楽しさなど伝えていきたいと思います。