お客様のマンネリ化を防ぐ

お客様が入会をされて、入会当初はしっかりとした目的があるのですが、

長く継続をされてある程度目標を何となくクリアしていくとトレーニングに対するマンネリ化が起こってしまいます。

 

そこで必要となるのがまた新たな目的・目標を立てることです。

 

最初はまた目的に対しての目標をやるの?などと思われるかもしれませんが、目標を立てる素晴らしさ、ベネフィットなども伝えてもっと運動に対して熱中できる体づくりをサポートをして行こうと思います。

商品サイクルを見据えて

商品には物であったり、サービスといった商品があります。

 

導入期→成長期→成熟期→衰退期

このような時期は必ず訪れると言われています。

 

我々トレーナーの業界に例えると

 

・短期集中ダイエットジムの導入

※一部のお金持ちしか行けない

・CMなどの広告により、発展

※徐々に価格競争も始まり、安くなる

・予約多数で、ダイエットだけでなく新たなものにも展開(英会話、ゴルフ、ストレッチなど)

・他のジムとの差があまり変わらなくなり、段々人気度も落ちていく

 

こういった場合を打開するにはどうしたら良いかと言うと、やはり他と違う価値をしっかり伝えていく事だと思います。

 

ベンチプレスで例えると

某ジムが行う理由

・大筋群で代謝上がりやすい

・大胸筋、三角筋上腕三頭筋に効く

 

もちろんそれだけでなく

・肩甲骨の内転下制のP-ROMの確保

・胸椎伸展のP-ROMの確保

・姿勢改善

→ボディメイクだけでなく、動ける体にもなる

 

これらをしっかり伝えて想像させる事で数年後を見据えた時に他のジムとの【差】を作ることが出来、お客様自身もトレーニングに対するやる気や意欲が深まっていきます。

 

間違いフォームを理解する

トレーニング指導において

お客様に良いフォームにさせる指導をしますが、その種目で起こりうる間違いフォームを理解することで、指導のレベルも上がります。

 

例でいうと

下腹部系のトレーニングで代償運動が出やすいメジャーポイントは、

・胸椎屈曲

・股関節屈曲

・肩関節伸展

・膝関節伸展

 

これらのポイントもしっかりお客様に伝える事により、お客様のその種目に対する理解度が深まります。

 

なので、まずは人間の8〜9割が視覚タイプが多いため、ビジュアルキューから行なって伝えてみたいと思います。

 

 

V.A.K

お客様がトレーニングの方法や効果に対して理解していただくには、

お客様の特徴を見抜く必要があります。

 

その見分け方としてV.A.Kというものがあります。

 

そのタイプとして、

・視覚

・聴覚

・触覚

というタイプに分けられ、主に目線や話口調などで決まります。

 

視覚タイプは

・目線が上に向くことが多い

・話口調が早い

・ビジュアルキューで理解しやすい

 

聴覚タイプは

・目線が左右を向くことが多い

・話口調が普通くらい

・擬態語などの利用で理解が深まる

 

触覚タイプは

・目線が下に向くことが多い

・話口調が遅い

・イメージさせると理解が深まる

 

これらの特徴を理解してまずは日々のセッションに導入していきたいと思います。

 

成功体験

今まで運動経験が浅かったり、トレーニング経験もほぼ無い方だと自分自身に自信なかったり、自信をなくしてしまうことは少なく無いかなと思います。

その時に確実に出来る種目から行うと成功体験がどんどん得られ達成感も生まれてくると思います。

又、徐々に運動も苦手だった人も一つ一つの目標のクリアすることで楽しさも湧いてくると思います。

 

例えば

・プッシュアップ(膝付き)で確認で3回に行なって頂き3回で相当辛そうであれば、プッシュアップ(四つん這い)などで回数の目標設定(20回)をして、ちょっと体力余るくらい(22回)な負荷設定にする。

 

ただ、これらの負荷設定はお客様の姿勢、ウォームアップでの動きなどをよく観察する必要があるので、トレーニング開始してからの動作分析と適切な処方が出来るようにしていきます。

スクワットとデッドリフトの違い

スクワットとデッドリフトにおいて下肢では

足J底屈、膝J伸展、股J伸展という動きが共通しています。

 

 

一方、上肢では

スクワットでは肩甲骨の内転位(肩甲骨内転下制のP-ROM)、

デッドリフトでは肩甲骨の外転位(肩甲骨内転下制のA-ROM)から始まります。

 

又、セットポジション・関節角度においては
一般的にスクワットではトップポジションで股関節伸展主動、デッドリフトではボトムポジションで脊柱伸展主動となります。

 

つまり、要約すると

・肩甲骨内転下制のP-ROMとA-ROM

・股関節主動と脊柱主動

 

これらの違いが大きいかと思います。

 

P-ROMよりもA-ROMの方がその動きをする筋力が必要とされるので、

デッドリフトでいうといきなりデッドリフトをさせるのではなく、

まずはP-ROMを作るようなダンベルショルダープレス、ベンチプレスなど行い、次にA-ROMを作るようなラットプルダウン、ダンベデッドリフトを行う事も必要になります。

 

段階を積むことで確実にフォームを良くなっていくのではないかと思います。

 

 

重量設定

 

トレーニングにおいてプレートが付くような重量設定はお客様の気持ちを大きく左右させるので的確な重量設定が重要となってきます。

 

また、トレーニングを始めて間もない人に対して成功体験を与える事も重要です。

 

例でいうと

・ベンチプレスのMAXが60kg

これから10RM×3setで設定する

 

これらを12RMの重さで10repsに変更する事で常にお客様の安全を守ることも出来、お客様に成功体験を与える事により、トレーニングに対しての楽しさや高揚感などが湧いていきます。

 

しかし、永遠に成功体験を与え続けるのもそれに満足してしまい、やがて気持ちの停滞というものも訪れていくので、トレーニングに慣れてきた方には難しい種目も行うようにしていきたいと思います。